痔核手術について


開院から数年間はメスで切って縫合するというLE法と半導体レーザーを併用した手術を行っていましたが、平成17年12月から、ALTA(ジオン)という新しい薬剤を使った注射療法で、すべての痔核手術をおこなっております。ALTAの手術を積極的にお勧めするのは、簡単で安いからという安易な理由ではありません。必要最小限の侵襲で、しっかりした効果を出せる治療であることが症例を重ねたことで確認できたからです。一口にいぼ痔といっても内痔核の大きさや脱出の程度、その組織成分、また外痔核や肛門ポリープの併存などそのタイプは多岐にわたります。ALTAが有効に効く部分と効きにくい部分がありますので、それらを正確に把握し、効かない部分には一部切除も併用してすべてALTA中心の手術で対応することができます。もちろんすべて日帰り手術が可能です。現在全内痔核手術においてALTAのみの手術が約40%、ALTA+切除併用手術が約60%です。

(妊娠中、授乳中、透析施行中、直腸・前立腺等に放射線治療の既往のある方は

施行することができません。)

鼠径ヘルニア手術について


いわゆる脱腸といわれる病気で、以前はMcvay法や、iliopubic tract repair法といった糸で筋膜を縛り縫縮補強する方法がとられていました。当院では、ON STEP法という新しい手術法で日帰り手術を行っております。これはヘルニア嚢を根部にて結紮切除し還納させた後、特殊なメッシュの網で横筋筋膜の内側と外側を被覆固定し、再発を起こさないように補強するという方法です。術後の疼痛は軽度(個人差あり)で特に安静の必要もありません。


直腸脱手術について


加齢により組織支持力と肛門の収縮力が弱くなり、直腸が肛門から垂れ下がってくる病気です。学会の治療ガイドラインでは全身麻酔が問題なく施行できる場合は、腹腔鏡手術、それ以外は低侵襲の経会陰式手術を推奨しています。ただし、直腸脱になる患者さんの多くは高齢で、予備能力も低下している場合が多く低侵襲で根治性あり、尚且つ日帰りで手術が可能であればそれに越したことはありません。当院では現在、経会陰式手術としてDelorme手術を日帰りで行なっています。これは長く弛んだ腸管の短縮が可能で、体の表面に傷ができないため痛みの少ない手術法です。脱出腸管長が5cm以上の場合は再発率が高くなりますが、剥離粘膜長を脱出腸管長の5倍以上、かつ20cm以上の剥離ができれば、再発率を抑えることが可能です。可能な限り低侵襲で根治性が担保された手術を目指しています。

痔瘻手術について


痔瘻は肛門内部に感染を起こし、肛門内部から肛門周辺部に膿のトンネルを形成する病気です。そのトンネルの走行や深さなどで状態はかなり変わりますが、治療の原則は膿のトンネルの原因となった原発口とそれに続く原発巣を確実に処理することです。その部位を正確に確認し、いかに処理をするかということが、痔瘻手術のすべてといっても過言ではありません。当院では解剖学的な判断に基づいて痔瘻の型分類に応じた原発口、原発巣の確実な処理を心がけています。またシートン法と呼ばれるゴム輪挿入法を適宜併用することにより複雑な痔瘻に対してもより低侵襲で痛みの少ない日帰り手術を可能にしています。

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日本大腸肛門病学会 認定施設

日本臨床肛門病学会 認定施設